フンシャル散策／Madeira-Paris 13

前日飲んでたのと、元日から特にやる事もないと言う事で、スタート遅め。
朝食後のフルーツなんか、部屋で食べたりして余裕の一日。

こいつは、以前に紹介した「モンステラ・デリシオーサ」の実。
だいぶ熟れてきて、かなりの所まで食べられるようになってきてます。

ホテルのバルコニーから海を見たら、海に入ってる人を発見。
元日から、しかも大して暖かいわけでもないのに元気良いです。
健康法なのかも知れません。

散歩をスタート。
ホテル近くの教会では、ミサがちょうど終わったところ。
少し見学して外に出たら、すぐに戸が閉められて、ぎりぎりのタイミングでした。
（なかなか幸先がよいかも・・・）

そのまま坂を上がり、我々の滞在しているホテルの少し上にあるホテルを冷やかす事に。
こちらのホテルは、なかなかこぢんまりした感じで、いかにもヨーロッパのホテルらしいシックなホテルでした。
見晴らしもなかなか良く、ここからの花火見物もなかなか素敵だったかも知れません。
部屋で肉を焼いたりしようなんて思わない人には、なかなかお勧めです。

さて、街中に降りてゆくと、街の音楽隊が何やら演奏中。
練習なのか、円陣を組んで演奏するだけで、特に何が始まるというわけでもなく、皆リラックスムード。
観光客、街の人達も、特に何もする事がないと言った風情で、そぞろ歩いています。

街を抜け、丘の方へ行くと、公園があります。
サンタ・カタリーナ公園といって、マデイラを切り開いたザルコの建てた礼拝堂なんかがあります。
なだらかな斜面に芝生が植えてあり、ノンビリするのにはなかなか良いところです。

さて、公園は取り敢えずスルーして、目的地のカジノへ。

新年早々一儲け！と言うわけではなく、このホテル＋カジノ自体を見物に来ました。
(実は前回来た時は、小儲けさせて貰ったのですが・・・。）

この建物は、ブラジルの首都・ブラジリアの設計で有名なオスカー・ニーマイヤーの設計です。
確かにブラジリアにあるような、未来的というか、宇宙的というか、ショーン・コネリーの頃の007的な建物がしびれます。
ただし、巨匠オスカー・ニーマイヤー的には、あまり気に入らなかったようで、設計してからここを訪れる事は無かったと聞きました。

前回来た時には、ホテルも営業していて中にはいる事ができ、ちょっとした建物に関する展示なども見られたのですが、今回ホテルは閉じていて、残念ながら中にはいる事ができませんでした。
今年リニューアルオープンするようなのですが、できるだけ原型を留めた形で再開して貰いたいものです。
オスカー・ニーマイヤー自身は、あまり気に入ってなかったかも知れませんが、充分巨匠の雰囲気は味わえる建物ですから。



さて、再び先ほどの公園に戻り、今度は「空撮隊」として凧揚げに挑戦。
少し揚がってますが、結局良い風が吹かずにあっという間に断念。

こんな所まで、凧揚げ道具持ってきたのに、いったい・・・・。（涙）

昼も廻ったところで、ホテルに戻り、近くのお洒落レストランへ。
ここ実は、散歩の時に発見した、マデイラでは珍しい本当のお洒落レストランです。

ポルトガル式、買ってに出てくる有料おつまみからして、なかなかお洒落。
このレストランRISOという名前で、お米料理を出す店なので、つまみの真ん中のヤツは揚げたお米です。

メインだけ頼んだのですが、基本的にリゾットなどの米料理＋なにかといった組み合わせがほとんどでした。
見た目も良いですが、味もなかなかいけます。

こっちは焼いたバナナが載っていたりして、変わった感じのメニューでしたが、イイ感じでした。

そして、このレストランの目玉は、なんと言っても、そのロケーションです。
室内の席もあるのですが、こうした広いテラス席があり、スカッとした空間が広がっています。

そして、崖の上にあり海が一望できるのです。

マジ、ここに住みたいです。

同じ様な写真ですが、もう一枚。

荒天時は大変な事になりそうですが、すばらしいロケーション。
マデイラでは相当異色なレストランでした。

ニョキッとつきだしているのはエレベーターで、市民海水浴場に降りるためのモノ。
食後、レストランのある崖の下の海水浴場に行ってみました。

真ん中のギザギザした屋根が、レストランです。
（しつこい？（笑））

なんだか、随分立派な海水浴場ですが、さすがに泳いでいる人もなく閑散としてました。
シーズン中は有料になるようですが、今はフリー。

いわゆるビーチではなく、岩場の海水浴場です。
こういった所は、特にオフシーズンともなると、ペットボトルを初め、様々なゴミが打ち寄せられているモノですが、大西洋の孤島だからか、整備がしっかりしているのか、とても綺麗なところでした。