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2006年 09月 10日
私、実は先日から「凧」にご執心である。
凧は、最近旅行に行くときに、小さく畳めるパラフォイルを持っていって、たまに揚げていたのであるが、今回のはさらにスケールアップしたやつだ。 初めどこで見たのかは失念したが、微妙な高さからの空撮写真、つまり飛行機にしては低すぎるし、ヘリコプターでも巻き起こす風で撮れないのではないかという写真を見たのがきっかけだった。 ビーチに寝そべる人々を真上から撮った写真や、灯台を中のランプまで見えそうに近づいて撮った写真など、一体どこからとったのだろうという不思議な写真だ。 「ベルリン天使の詩」というヴェンダースの映画で天使の視点でのシーンがあるが、天使だったらこんな風に世の中見えるんじゃないだろうか。 調べると、その写真、実は凧に取り付けたカメラから撮った写真だった。 世の中には、大型の凧にカメラを取り付けて写真を撮る人達がいるらしい。特に最近は、デジカメという撮影枚数の制限がフィルムに比べると格段に緩い強い味方が出現してきた事で、ハードルが下がり、撮影も楽になってきたようなのだ。 この凧から撮る写真、KAP (Kite Aerial Photography)と呼ばれているらしく、グーグル先生に聞いてみると様々なHPが検索される。日本でも、何人かの先人がいるようだ。 と言う訳で、まずは凧だ。 The Kite Worldという、店でFlowForm16と言うのを購入した。 小さい方の凧だが、それでも106cm*137cmと、結構大きな凧だ。 さらに、デジカメを取り付けるRigと呼ばれる部分を用意した。 (これは、勿論市販されていないので手作り。もの凄く手作り感一杯な、クラフトな仕上げになった。(笑)・・・いずれご紹介する。) 近くの公園で撮影した数枚をご覧いただく。 建築の図面にこうした真上から見た木が描かれているのを思い起こさせる。 のこくらいの高さになると、ちょっとした建物の上から撮った感じしかしないので、凧写真としてはイマイチか? こんな感じなのだが、この撮影、良い写真が撮れるも撮れないも、かなり運に左右される。 それでも先人達は研鑽を重ね素晴らしい写真の撮影に成功しているので、私もこれから修練に励もうと考えているところである。 先人達の素晴らしい作品はこちらのFlickrにあり。(溜息)
by marmitako
| 2006-09-10 18:36
| 写真
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