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2005年 09月 16日
麗しの郷ピエモンテ—北イタリア未知なる王国へ
昭文社 ; ISBN: 439820511X ; (2005/07) 北イタリアのトリノは、イタリアの中では大きな街なのに、日本人にはコレまであまり馴染みのない場所の一つだったと思う。 自動車のフィアットがあるとか、そのくらいの認識か? ところが今回の冬季オリンピックの開催地と言うことで、それに乗じて(?)、そのトリノを含むピエモンテの本が出てきた。 この本、オリンピックのガイドとしては全く活用できないが、ピエモンテの雰囲気を感じるのにはなかなか良い本だ。 多分、ピエモンテが大好きな著者が、これまで実現できなかったガイドを、このオリンピックで出版に漕ぎ着けたといったところだろう。 ピエモンテは、あの「スローフード協会」の本部がブラという町にあったり、白トリュフで有名なアルバがあったりと、食に関してはなかなかうるさい土地柄だ。 そして、トリノのチョコレート、ジャンドゥイオッティ(ジャンドゥーヤ)というのもある。 こうした、南イタリアとはまた違う「食の王国」がここにある。 そんなトリノだが、今回のオリンピックでちょっと心配なのが「トリノのカフェ文化」だ。 トリノのカフェでは、夕方、アルコールを頼むと、カウンターにあるおつまみを食べて良いと言うシステムがある。 このシステム、北イタリアには結構あるが、なんと言ってもトリノが一番なのだ。 生ハムを始め、結構凝ったおつまみが綺麗に並んでいて、食事前の一杯に花を添える。 (そして残念ながら、トリノから離れる毎に、だんだんおつまみの格が落ちて来る。) このおつまみを勝手に食べて良いので、食べようと思えばいくらでも食べられ、なんなら夕食をコレで済ますと言うのも不可能ではない。 ところが、ここが「大人の文化」。誰もそんなことはしないし、皆一杯飲んですぐに出て行く。 なんて素敵なシステムだ! 日本でやったら、あっという間に食い散らかされるのは、デパートの試食コーナーを持ち出すまでもないだろう。 ここには、大人の文化がある。 そんな素敵なトリノのカフェ文化だが、心配なのはオリンピックで世界中から人が集まった時に、とてもそれに耐えられない気がするのだ。「世界中の田舎もの」相手では、とても太刀打ちできないだろう。 もちろん、トリノ人もバカではないから、オリンピック期間だけ有料にして、その後また元に戻すということがなされる気はするが・・・。 次にトリノを訪れた時に、カフェ文化が変わらず残っていることを祈るばかりだ。 話を戻すが、ピエモンテの雰囲気を感じるのにはなかなか良い本である。 もし、オリンピックを観戦に行き、さらにピエモンテの土地にも興味があるのなら買ってみてもイイと思う。
by marmitako
| 2005-09-16 00:22
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