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2007年 01月 17日
無事ホテルに到着して、街の真ん中にあるラブラドレス市場に行く事にした。
ここは、市民の買い物の場所+観光スポットという市場で、地元っ子だけでなく観光客もたくさんいる。 青果市場と魚市場が一緒になっているのだが、我々が行った頃には、すっかり魚は片づいてしまっていた。 もっとも魚市場の方は、日本と違い魚の種類が限られており、それほど楽しくない。 魚のメインは、太刀魚のような細長い魚、但し目が大きく明らかに深海魚。(コレがたくさんいる。) それに、マグロ。 後、若干イワシ。この程度なので、今回は割愛。 しばらく、市場の様子をご覧いただきたい。 さてこの市場、観光市場でもあるので、観光客目当ての店も結構ある。 実はフルーツをいくつか買ってみたのだが、その時試食したモノはスゴク甘くかった。 次に、このオジサンの店で、同じ物を「この実は、スゴク甘いでしょ。」なんて聞いてみたら、 「いや、この実は甘くならないよ。」と言うお答え。 オジサン曰く「砂糖を混ぜてるんだよ。」との事。 確かにパッションフルーツの仲間のような実で、中身をグチャグチャに予めしてあった。 砂糖を混ぜるのなんか簡単だ。 騙された! 「ビジネスだからね。」なんて、おじさんに言われ、ちょっとがっかり。 このおじさんの持っているのは、自分の家の庭で取ったハチミツ。 マデイラは、常春なだけに花が何かしら咲いていて、ハチミツも名産品。 どの蜂蜜も濃い褐色なのは、蜂が取ってくる花が色々な花だからかな? コレを使った「蜂蜜ケーキ」なんて言うものもあって、素朴な味でなかなかおいしい。 ところで、前回マデイラに来た時に食べて気になっていた果物がコレ。 なんだか鎧みたいな皮が特徴で、これまで見た事のない果物。 味は、パイナップルとバナナの中間。 「バナナ風味の柔らかいパイナップル」といった感じ。 実(み)は、そのパイナップルがトウモロコシみたいに並んでいる。(って、わかんないか?) 熟してもこのままの緑色で、茎のある方から3〜4日かけて段々に熟してくる。 熟した部分は外側の鱗みたいな部分が勝手に外れて、「ここ食べられるよ」と教えてくれる。 値段は「キロ5〜15ユーロ」で、相当まちまちな値付けなのが観光市場らしいが、割合と「珍しいモノ」の仲間のようで、どの店にでもあるというわけでなく、そんな訳からか比較的高価だ。 名前が判らず、再訪時には確かめなくっちゃ!と思っていたのだが・・・。 この店の値札には、「Maracuja Banana」とある。 ところが、この店では「Filancentro - Paradise Fruits」と書いてある。 どっちだよ! と思って調べたのだが、 まず「Maracuja Banana」:これはバナナっぽい味がするところが正解っぽいが、マラクジャというのは、パッションフルーツみたいな果物の事で、どうも黄色いパッションフルーツの事らしい。(実際、売っていた。) と言う事で、値札を適当に置いてあるだけで、この果物ではない。(また騙されてる。・・・と言う事は、値段も騙されてる!!!) 次、「Filancentro - Paradise Fruits」 これは、蜂蜜を売っていたおじさんの所に書いてあったのだが、いかにも正しそうな、聞いた事のない名前。 これなのか!? さっそくグーグル先生に聞いてみると、該当無し。 綴りの間違えかと思い、色々試すも全く引っ掛からない。いまどきグーグル先生に全く引っ掛からないなんて、相当怪しい。 何のために、こんな値札まで写真を撮ってきたのか!努力が水の泡に・・・。 ちなみに、こんな風になっているらしい。 どうにも手詰まりになったので、お礼のメールに見せかけて、滞在したホテルに聞いてみた。 すると、案外簡単に教えてくれた。 「Monstera deliciosa モンステラ・デリシオーサ」 中央アメリカ、メキシコからパナマにかけてのジャングルに自生する植物らしい。 そしてどうやら日本では、観葉植物としてオサレ・カフェなんかで大活躍している植物のようだ。 確かに調べてみると、この葉っぱ見覚えがある。ミッド・センチュリーなお店に鎮座しているぞ。 (こんなマニアな方もいて、なかなかの人気者。) ちなみにこの実、食べるとチクチク痛い時がある。(味は、甘いんだけど。) ココによると、 「熟した実以外、この植物全体に毒があるよ。シュウ酸があって、熟した実でも敏感な人だと刺激があるかもね。」なんて書いてあった。 なんか、薄い皮がチクチク刺さるような感じがしてたんだけど、シュウ酸だったらしい。 ところで、シュウ酸って食べても大丈夫なのかな? 続く。
by marmitako
| 2007-01-17 20:52
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